さて、今度はケンがハワイのナショナルパークというところへ連れて行ってくれました。
とにかく、でかい。そして暑い。
カメハメハ大王の旧神殿跡?みたいなティキというものや、浅瀬には海亀、カニやウニが
いました。(しかし、ウニはあまり美味しくないらしい)いい感じの海辺を通ったとき、
ケンが「昔、ここで息子とよく釣りにきたんだよ。今は忙しくて来られないんだけどね。
そのとき、ちょうど大きなクジラが現れて、息子がおどけて「クジラがかかった~!」
とわざとこんな風に(と言って、釣り針に大物がかかった身振りをして)してね」と
楽しそうに話していました。
↑何か、神聖なお社らしい。お供え物が置いてありました。
海が透き通って、綺麗で温かく、海亀が気持ち良さそうに泳いでいました。私の傍にいた
金髪の若い女の子が海亀に近寄ると、ケンが「ああ、君、それ触っちゃだめだよ」と注意すると
「ええ、ええ、モチロン分かってます。見るだけよ。まあ、なんてキュートなのかしら」と言ったり
していました。
そんなこんなでやわらかい時間を過ごしたあと、今度は午後からマウナケア山頂のスターゲイジング
ツアーへ。しかし、本日かなり雲が厚めの様子で、星が見えるかしらと不安でした。
ツアーの人に「マナゴホテル辺りまで送迎してもらえませんか」とお願いしましたが、
ちょっと遠すぎるので無理とのこと。結局また、ケンとマーギーに車の送迎を頼ってしまいました。
待ち合わせがケアウホウショッピングセンターのロングスドラッグという場所で、
そこのショッピングモールの中でよく分からないようなチャーハンもどきのようなものと塩漬けの
オリーブを量り売りで買って、待機。しかし、約束の時間になってもそれらしきツアーの人が
見えず、不安になって電話をかけると(公衆電話の50セントをキープするのが大変でした)
ガイドさんがようやく来てくれました。小型バスに乗って出発しました。ガイドさんは日本人で、
しかもバリバリの関西弁。ハワイでよもや関西弁を聞こうとは思っておりませんでした。
先に乗っていた千葉県?から来たご夫婦とも軽く世間話をし、その後各ホテルを回って
お客さんをピックアップし、バスは満席に。(10人くらい?) 予定よりも早く集合できたため
北へドライブの途中、なんとかっていうショッピングセンターへ寄りました。そこで先程買った
物で腹ごしらえ。それから延々と続く黒いゴツゴツした岩が見える景色の中、ドライブを続け、
オニヅカビジターセンターへ到着しました。何でも、ハワイの日系人初の宇宙飛行士さんで、
エンデバー(だったかな)の打ち上げの失敗の際、お亡くなりになり、オニヅカさんを記念して
建てられたとか。山の高度が上がると高山病にかかる恐れがあるので、途中ここで1時間ほど
休憩して身体を慣らしました。嬉しい事に、和食のお弁当とお味噌汁が早めのディナーとして
配られました。本場の食事に慣れている人にしてみれば、味付けは少し微妙でしたが、異国で
これだけの物が食べられるならグーだと思いました。山はやはりハワイとは言えとても寒く、
山頂には雪が積もっています。コートを着て、ポレアフ(マウナケアに住んでいる雪の女神の名前)
を祀っている社や、珍しい高山植物という銀剣草を写真に納めて時間までフラフラしました。
それから、分厚い防寒具を着て山頂へ。すばる天文台、真っ白な雪山(なんとここでスノーボードを
やるクレイジーな人たちがいるらしい・・・そこまでして滑りたいのか)
ブルブル震えながら・・・あれ、なんか身体がすごくヘン。息が苦しくて、身体が重くて動きづらい・・・。
これが、高山病。ちょっと歩くだけでめまいがしました。侮れません、高山病。昨日だか一昨日も
具合悪くなって倒れた人がいたそうな。
でも、次第に太陽が沈み、美しい夕日を見ると、みんなから歓声やため息が聞こえました。
お金を払っても、手に入らない景色です。
そして日没後、バスで山の中腹まで移動し、雲が去るのを待つ事少々。
ガイドさんによると、今日は珍しいくらい風がないとのこと。雲が厚くて、もうだめかな、と
みんなが思っていたところ、運良く雲が薄くなってきて(満天の星空とはいかないけれども)
ガイドさんの星空解説を楽しみました。なんと、南半球でしか見られないカノープスまでしっかり
見えて満足。星空の説明の際、ペンライトみたいので星を直接指してましたが、天体観測用の
専門グッズなのでしょうか。私もひとつ欲しいと思いました。地面に寝そべって空を眺めていると、
何か動く光があり、「UFO?」と思いましたが、衛星だとのこと。(でも、UFOだと思いたかったなあ)
次は快晴の空の下で天体観測をしたいものです。日本でだってできるんだろうけど。
車の運転ができないから、なんかのツアーとか催しがないと、こういうのできないしね。
何にしろ、素晴らしいツアーになりました。
そして、今度は帰り道、ケアウホウショッピングセンターでケンに迎えにきてもらうことになっていた
のですが、途中ガイドさんに携帯電話を借りて電話をかけても何度かけても繋がらない。
「あれー?番号違うのかな」と思いつつ、仕方ないのでマーギーに電話。すると
「あの人ったら、もう家出ちゃったのよ。携帯の電源も運転中だからたぶん切っているわ。
もう、いっつもこうなんだから。黙って勝手に行動するし、ぶつぶつ」とマシンガントーク炸裂。
マーギーはご先祖様がイギリスの王様の家系だったとかで、そのせいなのかどうかわからないの
ですが、発音に少し癖があってその上かなり早口なので、(アメリカ英語に慣れているせいか
イギリス英語の発音が聞き取り苦手なのだ)最初聞き取れないこともしばしば。
ひとつありがたいのが、こっちが聞き取っていようがいまいが、気にせずトークを続けてくれる
おかげでヒアリング能力の向上を感じられました。ケンはかなり朴訥としたしゃべり方で、
(もちろん冗談で)「君はボクよりか英語上手だよ(いや、そんなことはもちろんないんだけど)」
と持ち上げてくれました。それで私が時々マーギーの言葉が聞き取れないと言うと、
「あー・・・ボクの友達もそう言うね。(っつーか、ネイティブが聞き取れんくらい早口なのか)
だから、しばしばボクに『彼女、今なんて言ったんだい』って聞かれるんだよ」とのこと。
最初の3日間、「聞き取れねえ・・・」とちょっとへこんでおりましたが、それを聞いて少し救われました。
そっかー、ネイティブのお友達がついてけないくらいなんだから、私が少しくらいついてけなくっても
全然OKでしょ。
それから電話を終えると、最初に一緒になった千葉のご夫婦が私に一片の紙を渡して
(メールアドレスが書かれていた)何でも、易占いのお仕事?を奥様がされているらしく
「タダで占ってあげるから、連絡ちょうだい」と親切におっしゃってくれました。
「うっわー、占い大好きです!ありがとうございます!」と神秘系なものが何でも好きな私は
もちろん大喜びです。 それにしても、人とのご縁というのは
どこから始まるのか、分からないものです。このツアーでは、みなさんいい感じの雰囲気の方ばかり
で、とてもアットホームな時間を過ごせました。(そして今そのアドレスに連絡中。お返事くるといいな)
ケンとの縁だってそうですし・・・。ケンと知り合わなかったら、こんな風にハワイに来なかったしなー。
そして懸念のケアウホウでガイドさんとバスの中から、ケンのトラックを探す事少々。
夜の10時過ぎ、人気もなく、女性一人がウロウロして歩くには少しヤバめです。
ガイドさんはハワイに来て4年目。仕事も自分が一番楽しんでいるとおっしゃってうらやましい限り。
関西の人ってこういうエネルギッシュでポジティブな人が多い印象があります。(ユーモアも日本一?)
日本人向けのツアーでしか仕事をしていないので、今では息子の方が英語が上手で時々何しゃべって
いるかわかんないくらいだとのこと。やっぱ、語学の向上は、最終的には実践あるのみなのでしょうか。
でも、ちょうどこれまた運良く、バスが着くと同時に、ケンの車が来てくれてホッと一安心。
「や~ん、(車の送迎で)いつも迷惑かけてごめんね」と言うと、ケンは「いやいや~全然大したこと
ないよ。いつでも送ってあげるよ」とすっごく優しくて紳士です。さすがはアメリカン。騎士道な感じです。
コナに旅行に行く方にはひとつ忠告ですが、公共交通機関は殆どない、と言っていい状況です。
行く前、「まー、バスかタクシーに乗ればいいだろう」と日本の公共アクセスの良さを基準に
甘く考えておりましたが・・・何にもない。日本ではタクシーなんて「もういらねえよ」というくらい
あちこちに溢れておりますが、ここでは、ショッピングセンターの前でさえ、見つかりません。
例えて言うなら、日本ではド田舎の僻地で、バスが一日3便あればいいカナーくらいの環境です。
運転できる人はレンタカーの使用をお勧めします。(かろうじてタクシーに乗れてもかなり
ぼったくられるらしい) そんなこんなで、ペーパードライバーな私は滞在中の間、すっかり
ケンとマーギーに車の送迎を頼ってしまいました。ホント、感謝です。
それで、ドライブ中もおしゃべりを楽しみ、そのままケンの家へ。この日からケンの家にお世話に
なりました。シャワーを借りて、フラフラーとしながら就寝。
あと、驚いたことには何と、物騒そうなアメリカで、家にも車にも鍵をかけないとのこと・・・
治安が案外いいらしいのです。やっぱ、知り合いがそこら中に住んでいる環境だからでしょうか。
続いて、次は私がとうとう詐欺にあってしまいます。。。お楽しみに。
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